2010年 03月 04日
AG98や614といった石種
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中国産のAG98と614という石種です。青御影で目も細かく国産の大島石に似ている事で知られます。しかしながら吸水性が高く石が柔らかいのも特徴の一つです。
よく広告の格安墓石などは大半がこの石といって間違いないと思います、実際に現在の中国からの出荷率は一番だそうです。石材店によっては中国産大島などと国産をもじったような名前に改名しており、石種を分らなくしてある場合もあります。建立時の見た目はとても綺麗なのですが、見る見るうちに水を吸い上げていきます。
簡単に給水率が分るような実験をしてみました。
石種は中国産のAG-98、614、K-12、インド産のアーバングレーを同時に5分ほど水につけてみました。
左からAG-98、K-12、614、アーバングレーの順番です。
見て分るようにAGと614のみどっぷりと水を吸っています…ではなぜ水を吸うと良くないのか…
日本には四季があるとともに寒暖の差もあり、日差し野ざらしになっているお墓の石はそれに適してなければなりません。
冬には吸い込んだ水が凍結しては溶けての凝縮を繰り返します、石自体が硬ければ問題ないのですが、柔らかい石はその表面から劣化しやすくなります。
またマダラに水を吸っているお墓は見た目的にも良くありませんよね。
私達はいろんな観点、また品質保証の問題からこのAG98と614の販売はしておりません、しかし中にはこのような石種である事をまったく説明も無しに販売している業者もお聞きしますので充分にご注意ください。
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by nagominoisi
| 2010-03-04 18:01
| 墓石の石種 外国産